冬のお花
ビオラが満開です。
冬に咲く花は少なくて、ビオラくらい。もうすぐ水仙も花をつけると思うけどまだ葉っぱだけ。
庭には草も生えなくて、それより寒くて庭仕事はできません。
今日は最近読んだ本のお話。
まず、ジョー・ヒルのデビュー作の短編集「20世紀の幽霊たち」。
キャリーやペットセメタリー、シャイニングにミザリーと来ればスティーブンキング。
その息子さんが、ジョー・ヒル。半分期待、半分どうかな~?という思いでページを開きました。
表題作の「20世紀の・・・」はそんなに面白くも無かったし、アメリカンホラー独特のむごたらしい描写とか、おぞましい感じが残って、ちょっと期待はずれだな~と正直思いました。
それが、「蝗(いなご)の歌をきくがよい」 カフカの変身に似てるけどまったく違う展開、
「黒電話」 思いもよらぬ展開と、エンディングに向け一気に加速する恐怖、
「挟殺」と読み進むうちほんとうに怖くなってきました。
一読の価値ありと思います。
そして今読んでいるのは、宮部みゆきの「楽園」。
相変わらずの話のつくりのうまさで、今回は「模倣犯」の続きのような感じ。
まだ今上巻を読み終えたばかりでこれから後半ですが、どうなっていくんだろう・・・と期待させます。
長い話だけど読みやすく、ちょっと長い休みが取れるお正月とかにはいいかも。
チャッチャッ・・・という鳴き声につられて外に出てみると
気の早い雪柳が何輪か花を咲かせていました。
声のする梅の木の方を見ると、鶯です。
まだ花の咲いていない梅の木の枝から枝へ、大きな声で鳴きながら鶯が行ったりきたり。残念ながら写真は撮れず・・・。
これから本格的な寒さが来て、水仙が咲いて梅が咲いて、春になったら、チューリップや雪柳。
寒いときに肥料ををやって、本を読みながら春を待ちましょう。
梅 熊吉
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