せみ釣り [昆虫など]
とある日の 夕方の6時ごろ・・・
せみの幼虫(蝉丸入道)を釣りに行ってきました。
その日に脱皮するせみの幼虫は、木の根元に、小さなありの巣の穴くらいの穴を開けます。
まず、それが入道の穴かどうか確かめるため・・・
小枝をさします。
この小枝が、ぴくぴくっと動いたら、入道がいる証拠。
穴の中には、蜂がいたり(ドバチって言うのかな?)、まれにムカデがいたりする
と、きいたことがあるので、不用意に、指など差し入れないようにします。
あ、 動いた!
いました、いました。
そおぅっと引っ張りあげます。
まだ明るいよ~、早いよ~、いやだよぉ~、と後ずさりしながらも、出てきてくれました。
よっこらしょ、
「しょーがねーなぁー」 って感じかしら・・・。
つぶらな瞳
レンズが気になる?
お店に連れて帰って、ご近所に見せて回りました。
背中に筋が一本、通っているのがわかるかしら?
それが割れて、その中から真っ白なせみが出てきます。
出るのは、たいてい、夜の8時から12時くらいの間。
孵ったばかりのせみはすぐには飛べないので(羽根が伸びるのに時間がかかる)
天敵のありや、鳥が、活動しない時間に脱皮すると聞いたことがあります。
ご近所の、かわいい洋服屋さん(せみの幼虫・似つかわしくないけど・・・)の女性店員さんが
喜んで引き取ってくれたので、今夜は、そのお店の壁で脱皮させることにしました。
でこぼこしていて、6本の足が、ちゃんと引っかかり、踏ん張れる所を好みます。
そして、翌日・・・・・・・・・・・
無事、脱皮したようです。
「真っ白いせみが出てきたときには感動しました・・・。」 と、先ほどの店員さん。
今日は、かねてよりお伝えしたかった、蝉丸入道のお話でした。
梅 熊吉