風花(川上弘美) [本の話]
風花・・・川上弘美の最新刊です。
表紙がカッコイイ。有元利夫の人物をかたどった立体の作品が使われている。
お話は、主人公の 「のゆり(女性)」 が東京在住にもかかわらず、
知り合いと待ち合わせた東京駅で迷う所からはじまる。
のっけから川上弘美ワールド全開の感じ。
中味は不倫をテーマにした重い話だが、彼女独特のぐずぐず迷う主人公のキャラが
その重さを感じさせず、あっという間に読める。
文章も端的で短く、川上弘美ファンでなくても、初めて読む人にもおすすめです。
次に読んだのは、「流星の絆」 東野圭吾。
「これ、テレビドラマ化されたんじゃないかな~?」←パートナーの言。
こちらも読みやすい。退屈せず最後まで読める。
まず、殺人事件が起こり、残された3兄弟が父母の殺人犯人を捜す、というストーリー。
いろんな伏線があり、最後の最後、どんでん返しがある。
どちらもおすすめ。気楽に読めるエンターテインメントだと思います。
今日はちょっとまじめに・・・
梅 熊吉
2009-02-12 09:29
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0